芸大生などだとデッサンを入試以前より修練していることも少なくないため、義務教育でわずかばかりの美術教育を受けた程度の人とはやはり差があるのは事実です。
しかしいろんな人を見ていると必ずしも絵は学歴で描くものではないので直接的には関係ないといえるでしょう。
入学するためにデッサンなどの練習を積んでいるということもあって美術系卒は技術的には有利だ とは思いますが、学校教育で基礎となるデッサン力を身につけてもそこから応用的に写真や絵画など芸術分野に広げていくのは自分自身の努力に負う部分が非 常に大きいといえるのではないか…と思うわけです。
ただ、独学で絵の描き方を学習するという点で、勉強のできる人、何かを独習した経験のある人は勉強の仕方を知っている分有利ではないかと思います。
アニメ系の絵は別として、知っている限りでは絵のうまい人はある種の賢さを感じさせる人が多いです。つまりは問題解決力の高さのことで、人によってはそういうものを才能とかよぶかもしれませんが、何かしらの練習・努力で身につけられるところの方が多いと感じます。
たまに絵の練習に時間を費やして少し絵がうまくなっただけで何もよいことがなかったと嘆く意見を見て思うんですが、何事であれ本気でやれば学ぶ事はとても多いのでそんなことはないだろうと思いますけどね。