首や肩周りは描きなれるまでなかなか大変な箇所の一つです。
描き上がっても何故か不自然に感じたりなっとくいかず‥というとこがありがちです。
そのような場合たいていは立体感が失われて肩がなくなっていたりしますね。
でも作画の際に少し気をつけることでそのようなことを防ぐことができます。
初心者の添削事例の場合では首・肩周りの立体感が失われ厚みのないような体になっていることがよく見受けられます。
作画のポイントとしては頭・首・肩は3つの部品で出来上がっているように形をとらえ、くみあわせて考えることです。
まず首は丸いパイプが体に斜めに接合されているようにとらえます。これによって鎖骨との正しい位置関係を把握できます。実はこの鎖骨自体が正しい位置にないと体の厚みがやはりぺらぺらに見える原因にもなります。
肩は三角形に切りだされたブロックのように捉えますが、これがちょうど肩の立体感の目安となります。肩は複数の筋肉の集合のため立体的に起伏に富んだ形をしているので形を把握しにくいのですが、このとらえかたで随分とシンプルに考えることが可能です。
版権絵を模写するときなど簡単にこのようなアタリをとって作画に臨んでみてください。随分と描きやすく感じるはずです。