作画において奥行きや迫力のある画面作りなどパースは欠かせないものです。
パースを解説している書籍などはいくつもでていますが、なかなか理解するのが難しく、パース線を引いてパースを作画しても実際のカメラのレンズにおきかえてみると見える範囲が必ずしも作画したものか妥当ではない‥ということを必ず経験するものです。
いくつか考えられるパースのミスとしては見えないはずのものが画面上に入り込んでいたり、奥行きが圧縮されておらず並行透視のような状態になったりしているものが見受けられます。
そのようなパースのよくある誤解について解説された有名なサイトがありますので今回はそれをご紹介します。
アニメ製作現場のお話
http://members2.jcom.home.ne.jp/0914488901/anim.html
実はこのサイトで丁寧に解説されている奥行きの圧縮ですが、パースに問題のある絵のほとんどはこのようなケースです。奥行きが圧縮されていないために近くのものがやたらと巨大に見えたりすることもあります。
カメラで日頃から写真をとったりしていると「こうはみえないな‥」ということに気づきやすいので散歩がてらデジカメで見慣れた風景を撮影してみるというのも考えるヒントになります。