デッサンをしっかりやってきた人でもなぜかアニメ絵になると下手だったりすることがよくあるため、この事はよくいわれるところですが、大前提として人物を 描く事自体の難易度が高い(まぁ美大出であろうと人物をあんまり描いて事無かった人も知る中で少なくない)ということと、そもそも描いたことがない物はイ メージして描けないんじゃないかと。
学歴と画力の問題
芸大生などだとデッサンを入試以前より修練していることも少なくないため、義務教育でわずかばかりの美術教育を受けた程度の人とはやはり差があるのは事実です。
しかしいろんな人を見ていると必ずしも絵は学歴で描くものではないので直接的には関係ないといえるでしょう。
入学するためにデッサンなどの練習を積んでいるということもあって美術系卒は技術的には有利だ とは思いますが、学校教育で基礎となるデッサン力を身につけてもそこから応用的に写真や絵画など芸術分野に広げていくのは自分自身の努力に負う部分が非 常に大きいといえるのではないか…と思うわけです。
アナログかデジタルか
スケッチやデッサンといった基礎的な部分は紙と鉛筆(シャーペン)で描いて練習した方がよいと思います。
鉛筆でろくに模写もできないのにペンタブとPCでうまく模写できるってことはないはずです。
スケブを描いている人がいたら盗み見すべし
あんまりアテにはなりませんが、他人の描き方を見る事でヒントが得られる場合があります。
一冊の本でわからなければ他の本を参考にする
ルーミス本が「初心者キラー」というのは確かだと思う。
問題は…絵の初心者とかがいきなり人物画を描こうと思って手を出すには難しいんじゃないかと。例えば「やさしい人物画」とタイトルにあるように、人物画の 入門書であって、デッサンや絵自体に関しては他で勉強しておく必要があるということが時折ないがしろにされている傾向がある。
○秒ドローイングについて
そもそも描けないものを下手に量産するだけではないかと思うので、個人的にはあまり役に立たない練習だと思っています。
なんというかギターの初心者がろくに弾けないのに速弾きの練習をしたがるのに似ているように思います。まず時間をかけて丁寧に描けばそれをスピードアップしていくことを考えるべきじゃないでしょうか。
もしこの練習によって効果を上げようと思うならなにのための練習するか考える必要があると思います。
筆圧が高すぎる場合
力を抜いて紙を撫でるような気持ちで手を動かします。筆圧が高すぎると主線がぎこちなくなりがちなので下手な絵に見えやすいです。