首や肩周りは描きなれるまでなかなか大変な箇所の一つです。
描き上がっても何故か不自然に感じたりなっとくいかず‥というとこがありがちです。
そのような場合たいていは立体感が失われて肩がなくなっていたりしますね。
でも作画の際に少し気をつけることでそのようなことを防ぐことができます。
頭・首・肩の連結について
パースについて奥行きによくある誤解
作画において奥行きや迫力のある画面作りなどパースは欠かせないものです。
パースを解説している書籍などはいくつもでていますが、なかなか理解するのが難しく、パース線を引いてパースを作画しても実際のカメラのレンズにおきかえてみると見える範囲が必ずしも作画したものか妥当ではない‥ということを必ず経験するものです。
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頭部の描き方-簡単に正確に描くために
古典的な人物の頭部の描画方法であるルーミスのようなブロックによる面分割の方法は、それ自体に習熟が必要で初心者には敷居が高いものではないかと思います。
しかし実際にデッサンにおいて石膏モデルや人物を目の前にして描く場合は抜群の効果を発揮しますが、アニメイラストに応用するには少々複雑なプロセスを経なければならないため、どうにもイメージからかけ離れたものになりやすいように思います。
なぜアニメ絵になると描けないのか
デッサンをしっかりやってきた人でもなぜかアニメ絵になると下手だったりすることがよくあるため、この事はよくいわれるところですが、大前提として人物を 描く事自体の難易度が高い(まぁ美大出であろうと人物をあんまり描いて事無かった人も知る中で少なくない)ということと、そもそも描いたことがない物はイ メージして描けないんじゃないかと。
○秒ドローイングについて
そもそも描けないものを下手に量産するだけではないかと思うので、個人的にはあまり役に立たない練習だと思っています。
なんというかギターの初心者がろくに弾けないのに速弾きの練習をしたがるのに似ているように思います。まず時間をかけて丁寧に描けばそれをスピードアップしていくことを考えるべきじゃないでしょうか。
もしこの練習によって効果を上げようと思うならなにのための練習するか考える必要があると思います。
筆圧が高すぎる場合
力を抜いて紙を撫でるような気持ちで手を動かします。筆圧が高すぎると主線がぎこちなくなりがちなので下手な絵に見えやすいです。
直線がまっすぐ引けない
手首はペンを支えるようにし、肘を動かすようにして引く。直線をイメージしてトレースするように描く。真円についても同様に。
デッサンをしっかり練習した人だと肘を動かして線を引くことに長けているので描き方のフォームをみただけで熟練していることがわかります。